AcidSearch ヘルプ

目次


AcidSearch について

AcidSearch は、Web ブラウザ Safari に無制限の“検索チャンネル”を追加するユーティリティです。チャンネルは幅広いカスタマイズが可能です。また AcidSearch は JavaScript のサポート、iSeek および Butler の検索サイトの読み込み、階層型メニュー構造などの強力な機能を備えています。AcidSearch は、Mike Solomon の SIMBL インプットマネージャを利用して Safari にパッチを当てる仕組みになっています。
AcidSearch はフランス語および日本語にローカライズされています。現在、そして今後ともフリーウェアですが、もし AcidSearch を気に入っていただけましたら、ぜひ寄付をお願いします。その他の詳細に関しては AcidSearch ホームページでご覧いただけます。

AcidSearch 0.33 の新機能


AcidSearch の使い方

AcidSearch をインストールしてから Safari を起動しても、すぐには新たな機能に気づかないでしょう。AcidSearch はできる限り目立たないようにつくられているからです。しかし、検索欄の虫眼鏡アイコンをクリックすると、いくつかの新しいオプションが目に入ることでしょう。リストから検索チャンネルを選択すると、その時点から検索欄はあなたが選択したサイトを利用して検索するようになるのです。また。検索欄を選択しているときに“↓”キーを押すとメニューが開き、検索チャンネルを選択することができます。“↓”“↑”キーで検索に使いたいチャンネルを選択して、リターンキーを押せば選択されます。

Google チャンネルには特別な機能があります。検索するキーワードの最後に感嘆符(!)を追加すると、“I'm Feeling Lucky”検索になります。感嘆符は検索対象には含まれません。例えば Google チャンネルで“cats!”を検索すると、“cats”を“I'm Feeling Lucky”検索した結果が表示されます。

AcidSearch 0.3 以降では、web ページ上でテキストを選択し ctrl+クリック(または右クリック)すると、クイック検索を実行することができます。“AcidSearch”項目を選択し、選択したテキストの検索に使用する検索チャンネルを選択してください。例えば、“egregious”という単語が含まれたページを読んでいるとき、その単語の意味を調べたいと思ったら、ページ上で“egregious”を選択し ctrl+クリックして、AcidSearch→リファレンス→Dictionary.com を選択します。Google チャンネルを使用する場合、テキスト上で option+ctrl+クリック(option+右クリック)すれば、I'm Feeling Lucky 検索ができます。


検索チャンネルのカスタマイズ方法

検索欄のメニューに表示される検索チャンネルをカスタマイズするには、“検索チャンネルを編集…”を選択します。すると、すべての検索チャンネルがリスト表示されたパネルが開きます。 チャンネルを並べ替えるにはドラッグするだけで OK です。またチャンネルをリストから削除するには、チャンネルを選択して delete キーを押します。チャンネルをテキストエディタやワープロなどのウインドウにドラッグすると、チャンネルの設定がテキストとして記述されます。このテキストを編集パネルにドラッグすると、新たなチャンネルが作成されます。作成したチャンネルを友人などに送るにはこの方法が手軽でしょう。

“新規チャンネル”ボタンをクリックすると、新たなチャンネルが作成されます。AcidSearch は現在閲覧中の Web ページに基づいて自動的にチャンネルの作成を試みます。チャンネルの名前をダブルクリックすると名前の変更が可能になり、リターンを押すと変更が保存されます。

裏技:


詳細設定の使い方

AcidSearch 0.2 以降、チャンネル編集ウインドウに“詳細設定”セクションが追加されました。“詳細設定”ボタンをクリックすると表示されます。

割り当てキーの使い方

チャンネルに割り当てキー(ホットキー、キーボードショートカット)を追加するには、編集ウインドウでチャンネルを選択し、“割り当てキー”ボックスをクリックします。次にキーの組み合わせをタイプ入力します。削除するには delete を押してください。タイプ入力したキーの組み合わせには、コマンドキーが自動的に追加され、組み合わせの一部となります。delete キーを組み合わせのひとつとして使用するには、コマンドキーを押してください。キーを設定したら、ページを閲覧中にキーの組み合わせをタイプするだけで、指定の検索チャンネルが選択された状態になります。注意: Safari のキーボードショートカットの大部分(すべてではありません)と重複する組み合わせも設定できてしまいます!もちろん、その場合でもメニューから項目を選択することは可能です。

デフォルトチャンネルの使い方

デフォルトチャンネルが設定されていると(“デフォルトチャンネル”チェックボックスをチェック)、検索が完了する度に検索チャンネルがデフォルトチャンネルに戻ります。例えば、Google チャンネルをデフォルトチャンネルに設定した場合、Apple チャンネルを選択して検索することは可能ですが、検索が完了すると再び Google チャンネルが選択された状態になります。

チャンネルの読み込み/書き出し

“チャンネルを読み込む…”ボタンをクリックするとパネルが表示されます。そのパネルの左にあるラジオボタンで読み込み元を選択します。“iSeek”を選択すると、AcidSearch は iSeek の検索サイトを読み込み、検索チャンネルに変換します。ただし iSeek のホットキー設定は読み込まれません。“ファイル”ラジオボタンをクリックすると、検索チャンネルが記述された plist ファイルから読み込みを行います。“Butler”ボタンを選択すると、Bulter の検索エンジンを読み込みます。AcidSearch のオリジナル設定に戻したい場合は、AcidSearch を選択します。“既存のチャンネルを上書きする”ボックスがチェックされていると、古いチャンネルは消去され新しいチャンネルに入れ替わります。このボックスがチェックされていない場合には、新しいチャンネルはリストの末尾に追加され、古いチャンネルはそのまま残ります。ただし、AcidSearch からの読み込みの場合にはこのボックスは無視され、すべてのチャンネルが上書きされます。“チャンネルを書き出す…”ボタンをクリックすると、チャンネルを plist ファイルに書き出すことができます。AcidSearch 以外で作成された plist ファイルを読み込もうとした場合、予期せぬ挙動が生じる可能性がありますのでご注意ください。.

ショートカットの使い方

選択したチャンネルに“ショートカット”を追加すると、検索キーワードの前にそのショートカットをタイプ入力すれば、そのチャンネルで検索することができます(しかもショートカット自体は検索対象に含まれません)。例えば、MacUpdate チャンネルのショートカットを“mu”と設定した場合、“muAcidSearch”とタイプ入力すると MacUpdate で“AcidSearch”を検索します。

オートタブの使い方

編集パネルで検索チャンネルのフォルダを選択すると、そのフォルダをオートタブフォルダにする“オートタブ”チェックボックスをチェックすることができます。オートタブフォルダは通常の検索チャンネルのように見えますー割り当てキーやショートカットを設定することもできますし、検索フィールド横のメニューから選択することができます。しかし、オートタブフォルダで検索すると、オートタブフォルダの中にある検索チャンネルすべての検索結果が新規タブとして表示されます。これにより、複数の検索エンジンを使った一括検索が可能となります。オートタブポップアップメニューからは、オートタブ検索を実行したときの動作を変更することができます。通常は、ウインドウに新規タブが追加されます(既存のタブはそのまま保たれます)が、既存のタブをすべて置き換える、あるいは新規ウインドウを開くように設定することもできます。

Find As You Type の使い方

この機能を使用するには、“Find As You Type”ポップアップメニューで“使用する”を選択してください。ページをブラウズしているときにそのページ内であるテキストを検索したくなったら、そのテキストをタイプ入力します。ページ内の次の検索結果を探すにはバックスラッシュ(\)キーを押してください。例えば、長大なメーリングリストのアーカイブで“bats”に関する情報を探しているとしましょう。“bats”とタイプするだけで、この語が選択された状態で表示されます。探している箇所が表示されるまで、バックスラッシュを押してください。また、“|”(shift+\)を押すとひとつ前の項目を検索します。ポップアップメニューで““/”で使用開始”を選択した場合、検索を開始するには“/”キーを押し、それから検索するテキストをタイプ入力します。この機能ではタイプしているときに音が鳴ります(Mozilla Firefox と同様です)。(訳者註:Find As You Type 機能は、現時点では日本語未対応です。)


既知の問題点